2011/09/30

希有なるもの、長征2Fと天宮1号。

中国のニュース。長征2F型ロケットで天宮1号を打ち上げ。ロケットの物理的な大きさからいうと日本のH-IIBに相当するかな?ただし推進剤はH-II系のLE-7より原始的なヒドラジン、毒。

「天宮一号」打ち上げ 宇宙基地建設へ一歩

うー、すー、さん、あぁ、いー、リフトオフ。



こんなゆっくり離昇してくロケット初めて見た。。。
管制の通信(当然中国語)、固体ロケットブースター4基と一段目をほぼ同時に切り離すという乱暴なシーケンスからフェアリング分離。中国がここまで見せるってすごいことだよ。

中国で現状はアメリカにおける70年代のスカイラブ計画ではなく、まだアポロ計画の前、ジェミニ計画のあたりと捉えているようです。まずは成功おめでとう!あんまり熱心に他国の上空を占拠すんなよ!

2 件のコメント:

  1. 大変めでたい。
    一段目切り離しのあたりの、たくさんかぶる無機質な中国語アナウンスが攻殻テイストでかっこよかった。
    その一方で噴射炎が昭和テイストなのも味わい深いロケットです。
    こうやってランデブーの実験から始めて、有人ミッションまで一歩一歩進めて行こうと、しっかりしたロードマップを持っているようです。

    中国のとなりには、新型ロケットで試作初号機のビークルを打ち上げ、初めてのランデブーからドッキングをいちどきにやっちゃう乱暴な国があります。
    それを全部一発で成功させる変態技術を持っているところではありますが、ありかたとしては変態は変態。

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  2. ところどころに無茶が仕込んでありそうな気はしますが、強くて大きな国家の面目躍如といったところでしょうか。すでに月探査機や有人往還機を成功させてますしね。

    噴射炎がガメラみたい、という表現がスバラシイと思いました。。。

    いずれ韓国の羅老についてもちょっと書こうと思ってます。

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