2013/07/22

100億円の損失。

いささか旧聞ですが。
ロシアのプロトンMロケットが離昇直後に制御不能に陥り墜落。ペイロードはロシア版GPSであるところのGLONASSを3機!



通常、ロケットには異常が発生した場合にCommand Destruction(指令破壊=安全に自爆)するFTS(=Flight Termination System)が機能しているが、リフトオフ直後は射点に近すぎるため指令破壊できないんですって。

もともとICBMとして開発された機体の転用なので、環境うんぬんよりも即応性=長期保存性を重視して推進剤は非対称ジメチルヒドラジン、酸化剤は四酸化二窒素の組み合わせ。これがどちらも結構な毒!現場近くは大規模な除染作業が必要だそうです。

事故原因は慣性誘導装置の部品の一部が誤って逆さまに取り付けられていた可能性?

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