2013/05/16

Space Oddity 2013.

カナダ人宇宙飛行士Col.Chris HadfieldによるDavid Bowieのカヴァー。International Space Stationにて収録。



こちら原曲ではMajor Tom(トム少佐)だがChrisはColonel(大佐)



歌詞がいくつか変えてありますね。
原曲では眼前の「宇宙」に圧倒されて、そして己の無力さに何もかもどうでもよくなってしまう、そこへ電気系統のトラブルで…
というのが、やるべきことをすべて終えて無事に帰還するハッピーエンドにアレンジされてます。。。

Ground control to major Tom
Ground control to major Tom
Lock your Soyuz hatch and put your helmet on
(Ten) Ground control (Nine) to major Tom (Eight)
(Seven, six) Commencing countdown (Five), engines on (Four)
(Three, two) Detouch from station (One) and may gods (Blastoff) love be with you

This is ground control to major Tom, you've really made the grade
And the papers want to know whose shirts you wear
Now it's time to guide the capsule if you dare

This is major Tom to ground control, I've left for evermore
And I'm floating in a most peculiar way
And the stars look very different today
Here am I sitting in a tin can far above the world
Planet Earth is blue and there's nothing I left to do

Though I'm flawn one hundred thousand miles, I'm feeling very still
And before too long I know it's time to go
a commander comes down back to erath


Ground control to major Tom, the time is near, there's not too long
Can you hear me, major Tom?
Can you hear me, major Tom?
Can you hear me, major Tom?
Can you...
Here am I floating in my tin can ( ? ? ? ) the world
Planet Earth is blue and there's nothing left do

サラ・ブライトマンと岩城滉一がそれぞれ月と弾道軌道めざすならデヴィッド・ボウイが火星めざさない理由がない。

2013/02/03

2013年、有猿宇宙飛行。

高度120km以上?

イラン サル乗せたロケット打ち上げ

イラン、サル搭乗ロケット打ち上げ 米「深刻な懸念」

まあ第一宇宙速度が出てれば周回軌道に到達したとは言えるか。
ローンチビークルはLEOに27-50kgのペイロードを投入する能力のあるピーシュガームでしょうか。
ピーシュガームはサファールとともにシャハブB(弾道ミサイル)から派生したロケットで、ベースは北朝鮮のノドンとみられているそうです。つまり推進系はエジプトのスカッド-Bベースで推進剤は非対称時メチルヒドラジン+抑制赤煙硝酸。
こないだ打ち上げられた北朝鮮の銀河3のアヴィオニクスはイランの技術ではないかと報じられていた…ということは、イランと北朝鮮は、それぞれ持ってる制御系・推進系の技術を交換してるってことかな。



完全に弾道ミサイルですわ。人間が乗れるサイズじゃないし、乗ってたら確実に死ぬか気絶しそうな加速度で景気よく上がってく。

…よかったね!

40秒の命。

Sea LaunchのZenit-3SLが落ちました。
リフトオフから約40秒後にメインエンジン停止、そのまま海上へ落下。

Sea Launch Experiences a Launch Failure on Intelsat 27 Mission

まずSea LaunchとZenit-3SLの復習から。
通常ロケットは地上から打ち上げます。その場合、地理的(あるいは気候・気象的)な制約を受けることが多い。Sea Launchは射場設備一式まるごと移動できる司令船"Commander"と石油プラットフォームを改造した"Odyssey"からなる。カリフォルニアから赤道直下まで南下すれば、通信衛星など対地同期軌道(静止軌道)へ投入するペイロードならかなり有利な条件で発射できる。

打ち上げるロケットZenitは、もともとBuranを載せることもできるエネルギアロケットの補助ブースターとして設計されたケロシン+液体酸素のロケットエンジンを、単独でロケットとして打ち上げられるように発展させたもの。
そのファミリーの中でSea Launch用に最適化したのがZenit-3SLだそうです。

ゼニート3SL、インテルサット27の打ち上げに失敗



さて。
ペイロードは静止軌道に投入するIntelsat 27(通信衛星)だから東へ向かって打ったはずが、どうやら南へ飛んでっちゃったと。トラジェクトリ(予定される飛行経路)を大きく外れたため、自律的に燃焼停止?(推進系に問題が発生したら圧力異常が生じて爆発する)、この時点で通常は指令破壊(地上管制から破壊コマンド送信 -> 自爆)するところ、安全に破壊するには高度が足りなかったためそのまま落とした、ということなのかも。
あるいは、ロシア系ロケットは破壊せずにそのまま落とすのが正常な破壊手順ではないかという指摘も。

この数年、ロシアはISS補給機のПрогресс=Progressや通信衛星Меридиан=Meridian(Молния=Molniyaの置き換え)、さらには火星探査機Фобос-Грунт=Phobos-Gruntなど失敗続き。

でもまあSeaLaunchはアメリカ、ロシア、ウクライナ、ノルウェーの多国籍企業(運営はボーイング)である上に、打ち上げるロケットはウクライナの設計、カリフォルニアで製造という状況を「ロシアのロケット」と言っていいのだろうかという疑問はある。旧ソ連系、ぐらいの表現が妥当か。

※この記事は以下のtwitterアカウントを参考にしました。
松浦晋也 @ShinyaMatsuura
柴田孔明 @koumeiShibata
牧野一憲 @kzmakino
大貫剛 @ohnuki_tsuyoshi

2013/01/27

H-IIA F22.

H-IIAロケット22号機による
情報収集衛星レーダ4号機および実証衛星の打上げ結果について


H2Aロケット打ち上げ成功 衛星を所定の軌道に投入

リフトオフから20秒でいわゆる雲ズボでしたが…。

それはそうと、今回どういうわけか直前(当日!)の鹿児島 -> 種子島便に急に空きが出たんです。いつもは日程発表前に関係者で埋まっちゃうのに。


JAL(JAC)の機材を見ると種子島便で使われているDH4=ボンバルディアDHC8-Q400は座席数74、
SF3=SAAB 340Bは36席しかない。

↓これ関係あるかな?

三菱電機株式会社に対する競争参加資格停止の解除について

6:10羽田始発のJAL1861に乗ると8:10に鹿児島空港着、そのまま8:30鹿児島発のJAC3761に乗り継ぎで9:05には種子島に上陸できるという…そのひとつ後のJAC3763でも11:30着だから13:30〜の打ち上げに間に合う。
かなり揺れたけど日帰りはツマラナイのでやめました。。。一週間とか休んでゆっくり行きたいね。もういいかな、と思う直前くらいで帰ってくるのがいい。

2012/11/10

2012年、内之浦。

ご無沙汰してます。
最近、私生活が…えーと、あまりにも何もなかったものでほったらかしになってましたが。

JAXA|内之浦宇宙空間観測所

ここの一般公開があるので鹿児島に来てます。あと糸川博士生誕百周年記念式典。
はやぶさを載せたΜロケットを上げたことで有名な旧ISASの施設。

初日は8:10に羽田発 -> 10:00ごろ鹿児島着、の着陸態勢に入ったところで左手に見える桜島が噴火。西方面(大隅半島=鹿屋とか内之浦の方)へ盛大に噴煙が流れていきました。

で、いつもは空港から高速バスで約1時間、1,200円で鹿児島市内へ向かうのですが、またこれも芸がないというか旅っぽいことしてみようと思い立ったのが、ここまできたら電車乗ったれと。こないだフェリー乗るのに指宿枕崎線という電化されてない鉄道に乗ったのがいかにも旅情って感じだったので。
さてiOS 6の地図で最寄りの駅…が、ない。こういうときのためのMapion見たら空港から約4.6km、徒歩1時間のところに中福良という駅があることが判明。なかふくら。そもそも地名が読めない。
空港の滑走路を横断する地下道を抜けて東側へ。西側は開けてるけどこっちはちょいとした茶畑がある程度。
そんでMapion様は「森の中へ入っていけ」と指示なさる。え、水戸黄門のロケ地巡りみたいなことになっちゃいますよコレ。

で、一応舗装してある獣道+(けものみちプラス)程度の雑木林の坂を数十分降りていってもいまだ第一村人発見できず。もうしばらく歩くと軽トラのおっさんが往復。さらに行って少し開けた、人が住んでる集落に出る。左手に小学校。人…の声はすれども姿が見えず。地形的な意味で。その先の三角ロータリーみたいなところを右へ。
ここでついに事実上の第一村人に遭遇!いかにも地元、軽に乗ったおばちゃん
「どこいくのー?」
「え、えーと、駅…を」
「何駅?」
「なか、なかふくら?」
「中福良はね、そこ右いって左の橋渡った向こう!」
「あ、ありがとー。」

右行くのはだいたい見当がついたんだけど橋なんかねえぞ。さっきと同じような山道に入っちゃうだけ?
Mapionは「おーい通り過ぎたぞボンクラ」的なことをやんわりとおっしゃる。地図と眼前の地形をよーく見比べると「橋」…って、この左?


大きな地図で見る

…まあ川?を渡ってるから橋ではあるわな。崩れそうだから4t車以上は通るなって書いてあるけど。というか普通車は通れないだろう幅的に。
そこから20mほど進むといきなりホーム。駅というのはあくまでも自称で、どう見てもホーム。百歩譲って停車場。電化されてないから架線もない。ホームと線路、あとこれも自称待合室というゴミのないゴミ置き場か大きめの犬小屋ぐらいの非現住建造物がひとつ、あと鉄道運行に必要と思われる機材が野ざらし。

ここまでの道のりは以下のような感じ。


大きな地図で見る

で、ここに着いたのが13時ちょっと前。おそらく1時間に1本ぐらいあるよね?と思ったら、すぐに目的地と反対方向(北へ向かう -> 上り?)の電車、じゃない気動車?がきた。もちろん一両ワンマン運行。思えばこのとき北(人吉方面)に乗っちゃって戻ってきてもよかったのだ。だって、次の南(鹿児島方面)行きは14:38で1時間半以上待たなきゃいけなかったんだから。

中福良駅
2010年度の1日平均乗車人員は7人である。
…でしょうね。
ホームのこっちも山、向こうも山。横には民家が数軒あるのみ。商業施設どころか自販機すら皆無。天気いいからぼーっと空を見上げてるとPeachの767が横切る高度500mぐらい下を巨大なスズメバチも飛び交うまさかの自然とビジネスの大コラボレーション。

何か音がしてないとおかしくなりそうだったのでradikoつけてみたらこんなとこでも聴ける。ただし日本全国津々浦々のラジオルールに則ってパーソナリティはご当地タレントなので誰かわからん。
で1時間ぐらいぼけーっと、いつになったら人に会えるのかなあ、などと思ってたら踏切がカンカン鳴りだした。時刻表にはない列車がくるみたい。一応、撮り鉄のまねごとっぽくカメラでも持ってみよう。あ、これあきらかに通過だわって速度で走ってきたのがコレ。

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肥薩線中福良駅を通過する特急「はやとの風」
薩摩隼人の隼人ですね。というか肥薩線が肥後もっこすと薩摩隼人、で南の終点は隼人駅。

そのあともうしばらくホームを何往復かうろうろしてると、やっときた乗れる電車。じゃない線路の上を走る何か。こちらももちろん一両でワンマン、どこから乗るのかわからなかったら後ろのドアが開いて整理券を取る方式。後乗り前降りの後払い。川崎市営バスと同じ。
で、乗って走り出したらまたこれが森とトンネルばっかり、横の木の枝にバチンバチン当たりながら文字通り走破していくわけです。車両のサスペンションも昔みたいなチューニングで、いや実際型式として古いんだろう30年前の東武日光線より揺れる揺れる。陽射しのある昼間にiPhone 4Sで車内の料金表を撮ろうとするとブレて字が読めないくらい揺れる。僕これ何か食べてたら豚になっちゃって、娘の名前が千…こういうのはいいか。

で、20分ほどで隼人駅に到着。ここで日豊線(にっぽう:日向 -> 豊後)に乗り換え。ここは電車。でも整理券をそのまま持ってって鹿児島中央で清算しろと。

鉛色の海沿いを40分ほどかけて、やっと鹿児島中央に到着。持ってるのは前述「うらが白いきっぷ」ですらない整理券だけなので窓口で精算、運賃820円。

もう疲れたから宿にチェックインして昼寝しよう、というところまでが初日でございました。
明日はレンタカーで大隅半島、鹿屋・肝属町方面へ向かうよ!

2012/09/12

The Second Coming of イカ坊!

IKAROS
小型ソーラー電力セイル実証機。

僕が初めて種子島に行ったときのお目当て、H-IIAロケット17号機で金星探査機あかつき(金星周回軌道投入に失敗、運用中)と一緒に打ち上げられた、…探査機?技術実証機。打ち上げの2日後までスケジュールおさえてたのに天候不順で3日延期、東京に戻ってからニコ生で見たという。。。

当初の半年で予定されたミニマムサクセス、フルサクセスをすべてクリアして、エキストラサクセスすらパーフェクトに完了した近年まれに見る成功プロジェクト。イカ坊というキャラクターを用いたパブリシティも一定の成功を収めた。

IKAROSの冬眠モード移行について

それが今年1月6日に冬眠モードに入ってからも、もちろん軌道要素は把握できてたわけです。

冬眠からさめたらビーコンを送ってくるようになってた。
じゃあ、その信号(電波)を探せばいいわけだ。例の臼田宇宙空間観測所の直径64mのパラボラアンテナで。

ところで、ちょっと考えてみてほしい。
たとえば300mmのレンズで月や太陽を撮ろうとすると、被写体を見失うことがたびたびある。
太陽より向こうにある、ほんの20m弱の人工惑星からの弱々しい電波を見つけるのがどんなに難しいことか。

あのうすださんをもってしても。

~翼を広げて~ IKAROS(イカロス)専門チャンネル
2012年9月10日[更新] 
IKAROSの冬眠モード明けについて

執念。
冬眠モードの間もデータは取り続けていたみたいだから、状態が確認でき次第、テレメトリ取得できる見通し。

いろんなものに人生を懸けている人がいる。